モデルルーム見学は「買うか、買わないか」を決断する、マンション購入で一番の山場です。
きれいな内装におしゃれなインテリア、モデルルーム見学は胸が高まる瞬間でもあります。
ただ、モデルルーム見学って初めての場合、どんな雰囲気なのか掴めず、ちょっと緊張しませんか?

ネットやチラシには「お気軽にどうぞ」と書かれていたりしますが、本当に気軽に行っていいものなのか…
さらにひとりでモデルルームに行く場合は、
「何に注意してモデルルームを見学したらいいのか」
「しつこく営業されたら嫌だな」
「そもそも一人で見学するのが不安」
など、色々心配してしまいますよね。
でも、モデルルームの見学は自分の理想の住まいを見つけること。
いろいろ気にしすぎて、見学に集中できないほうがもったいない!



せっかくのモデルルーム見学。
しっかり確認して、納得いくマンション購入をしたいですよね。
・安心してモデルルーム見学をするために必要な情報収集法
・一人でモデルルームに行っても大丈夫なのか?
・モデルルームでのチェックポイント
「何をチェックしたらいいのか」「雰囲気がわからないので一人は不安」と、モデルルーム見学に行くときの心配を解消できればと思いますので、最後までご覧ください!
モデルルームに行く前に…


モデルルームに行く=買わないといけない?
「モデルルームに行ってしまうと、しつこく勧めてくるのでは?」というイメージが強いと思いますが、実際に見学に行った雰囲気をお伝えします。
モデルルームに行って感じた雰囲気
私が見学した限りではありますが、「モデルルームに行く=買う」という雰囲気はありませんでした。
買わなくても失礼な態度を取られるということもなかったです。



今はコンプライアンスもあり、過度な営業はしないのかもしれませんね。
一人で行くことのメリット
逆に一人で行くことでのメリットもあります。
それは、「いい不動産会社」「悪い不動産会社」の見極められるということです。
例えば、一人で行くと失礼な態度をとるような不動産会社は選ばない方がいいです。
逆に、こちらのペースに合わせてくれて、いろいろとアドバイスをくれるようなら、いい不動産会社といえます。
マンション購入は誰から買うかも大切です。



夢のマイホーム。
金額の大きい買い物になるので、気持ちのいい取引がしたいです。
上手な断り方
目の前ではっきり断るのが難しいという場合は、
「他の物件の見学も〇〇日にあるので、その見学が終わったらこちらから連絡します」と伝えれば、大丈夫です。



ただし、必ず連絡はしてくださいね!
安心してモデルルームを見学するための事前準備
モデルルーム見学に行く前に準備した方がいいことをまとめました。
こちらの記事でも私がマンション購入で最初に確認したことをまとめてます。
失敗しないための情報収集法
マンション購入で大切なのはなんと言っても「情報収集」。
情報収集さえしっかりしていれば、販売担当者とも対等に会話ができ、安心してモデルルーム見学ができます。
ただ、マンション購入の情報収集は、
「中古がいいのか、新築がいいのか?」
「どんなエリアで購入すれば損しない?」
「無理なく支払える購入金額は?」
「独身が選ぶべきマンションって?」
など、調べることが盛り盛りだくさん!
セミナーや個別相談で情報収集すると効率的に参考になる話をたくさん聞くことができます。
マンション購入については、本やネットで情報を集めたりもしましたが、
仕事の合間をぬって一人で情報収集するのは集めるのは限度がありました。



そこで私はプロの意見も取り入れながら情報収集をしました。
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- モデルルーム見学に行く前に知っておくべき基礎知識
- 独身時代にマンションを購入することのメリット
- 女性がマンションを選ぶ上で優先すべきポイント
- 無理のない資金計画の立て方
- 住宅ローンを選ぶ上でのチェックポイント


究極の時短で情報収集から見学まで一気に!
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予約をとりましょう
当たり前と思われるかもしれませんが、意外と予約せずに来る方も多いのだとか…
予約不要でも見学できる物件もありますが、混んでいる場合、長時間待たされたり、せっかく行ったのに断られ、ムダ足になってしまいます。



予約をした方がゆっくり見れますし、担当営業もしっかり対応してくれます。
予約の時点で、
・こうゆう話を聞きたい
・不安なこと
・何時までに終わらせてほしい
事前情報を伝えておくと、効率的に話が進められます。
マンション建設地に足を運ぶ
エリアの土地勘がないのであれば、マンション建設中の場所に時間帯を変えて行ってみましょう!
モデルルーム見学を休日の日中にしているのなら、平日の夜、仕事終わりに時間帯を変えて見に行ってみるという感じです。
わかること
・朝と夜の人通りの違い
・夜の雰囲気
・交通量の変化などによる周囲の騒音状況



時間帯によって全然雰囲気は変わります!
当日確認したいことを事前にまとめる
マンションに関して、資料やサイトで自分で集められるだけ情報を集め、当日聞いてみたいことをまとめておくと、後から「あー、あれも聞いておけばよかった」と確認漏れを防げます。
何件かモデルルームに行くとお作法やチェックポイントが分かってくるので、一番気になる物件は最後に見学に行くといいです!
当日の服装・持ち物


服装
パンツスタイルでいきました。モデルルーム見学で、しゃがんだり動き回るので、動きやすい服装がベターです。



スーツなどフォーマルな服装で行く必要はありません
持ち物
・筆記用具
・ハンコ
・収入証明書(源泉徴収票など)
ハンコや源泉徴収票はモデルルーム見学ではいらないのですが、
もし気に入ったマンションがあって、ローンの事前審査だけでも進めたい場合、
収入証明書あるとその後の手続きがスムーズなので、持って行った方がいいと思いました。
遅かれ早かれ、収入証明書はいずれ必要になるので、早めに準備しておきましょう。



2、3枚あれば安心です。
モデルルーム見学会の流れ


物件により前後するかもしれませんが、大体こんな流れでした。
年収/自己資金/希望する間取り/購入を検討してる理由/何で物件を知ったか/担当者に確認したいこと(選択、自由記入)



物件により紙で記入、タブレット入力もありました。
アンケートを回答してしばらくすると、ビシッとスーツが決まった担当の方が現れます。
アンケート内容の確認をしながら、お話をします。
コンセプト、プラン、立地(ハザード情報)、住環境などの説明。



物件によってはシアタールームで映像を見るような物件もありました。
モデルルーム見学の夢見心地状態から、一気に現実に引き戻されます。
販売価格から月々の返済金額をシミュレーションしてくれます。
お願いすれば、いくつかのパターンでシュミレーションもできます。
購入の意思を確認します。もちろんここで即答しなくて大丈夫!
少し気になるなら次回の打ち合わせのセッティングをしてもいいと思います。
かなり気になるならローンの事前審査は申請してしまってもいいかもしれません。
本気度によっては仮押さえをしてくれる場合があります。


モデルルーム見学で気をつけたいこと


モデルルームにはマンションが完成する前に用意されている「棟外モデルルーム」と
マンション完成後にマンションの一室をモデルルームとして用意している「棟内モデルルーム」があります。
新築マンションの場合は「棟外モデルルーム」がほとんどです。
建設地の近くでギャラリーをやっていることが多いですが、中には2駅隣など、場所が離れている場合もあります。
希望の間取りを見学できない可能性もある
部屋タイプが複数あるマンションの場合は、一つの間取りで展示されていることが多いです。



例えば1LDK〜4LDKの混合物件なら3LDKが展示されています。
考えてみればモデルルームを作るにもお金がかかるので、部屋タイプごとに作っていられないですよね。
自分が希望する間取りのモデルルームがない場合は、希望の間取りと比較してイメージをしながら見学することになります。
販売担当がメジャーを持っているので、希望の間取りと比較しながら見学しましょう。
モデルルームはオプションで武装されている
モデルルームに入るとおしゃれなインテリア、綺麗な内装と気持ちが高まりますが、それらはオプションで装飾されています。
入居後のギャップをなくす為にも、必ず何が標準設備で、何がオプションなのか確認が大切です。



お部屋タイプによっては付けられないオプションもあるので注意です。


モデルルーム見学でのチェックポイント
ここまでお伝えしたとおり、新築マンションのモデルルームは
「希望する間取りのモデルルームがない場合がある」
「部屋の中はオプションで飾られている」ので、
本当に実際生活をする部屋を見れるわけではありません。
なのでモデルルームと自分が希望する間取りで「何が同じで」「何が違うのか」というのを冷静に確認しながら、チェックをしていくと入居後のギャップが抑えられます。
部屋のパート毎にチェックしたポイント
- 広さはどのくらいか
- 収納はどれくらいの大きさか
- 玄関から見た部屋の雰囲気は?
- 幅はどれくらいか
- 不自由なく動けるか
- 収納スペースはあるか
- お風呂全体の広さ
- 浴槽の広さ
- 設備の確認
- 収納スペースはどのくらいあるか
- キッチン全体の広さ
- 作業スペース、シンクの広さ
- 天板の高さ
- 収納スペースはどのくらいあるか
- 広さの確認(置きたい家具は置ける?)
- コンセントの場所(使いやすい位置?数は足りる?)
- エアコンの位置
- バルコニーの広さ
- 広さの確認(置きたい家具は置ける?)
- コンセントの場所(使いやすい位置?数は足りる?)
- 収納スペースの大きさ
- 窓の位置
現地チェックで確認したこと


モデルルーム見学と同じくらい重要なのが現地と周辺環境のチェックです。
駅からの徒歩時間、周辺の建物、環境は現地に行かないとわかりません。
なのでモデルルーム見学前後に必ず現地に足を運びましょう。
私が実際に現地に出向いてチェックしたポイントをまとめました。
- 「実質、駅から徒歩何分か?」を確認
- 嫌悪施設、景観や日当たりを悪くする建物はない?(将来も見据えて)
- 住環境や治安のチェック



一つずつ解説していきます!
「実質、駅から徒歩何分か?」を確認
不動産情報にのっている「駅から徒歩○○分」。
実際は歩いてみるとその時間では現地につかない物件があります。



感覚的に着かないことの方が多いです。
不動産情報における所要時間の算出ルールは、“徒歩1分=道路距離80m”
引用:HOME’S
信号待ちもありますが、地下鉄駅に多いのが、地下鉄はまず地上に出るまでに時間がかかります。
不動産会社が公開している時間は一番近い出口から物件までの時間で提示されていて、そもそも出口に行くまでに時間がかかれば、プラス5分、最悪10分なんて物件もありました。
これは実際歩いてみて許容範囲を確認するしかありません。
嫌悪施設、景観や日当たりを悪くする建物はない?(将来も見据えて)
嫌悪施設とは?
騒音・悪臭・振動を発生させる施設、パチンコ店、工場などあまりイメージの良くない施設のことを言います。こういった施設が近くにあると資産価値にも影響するので確認が必要です。
周辺の建物は将来を見越してチェックを
せっかく南向きの物件であっても目の前にタワマンがあったら、たまったものではありません。
併せて、空き地や使われてない建物があるかもチェックしてみて下さい。
私が見学した物件で、南向きで目の前にとある企業のオフィスがありました。
低層ビルなので景観には問題なかったのですが、どうやらその企業がオフィスを手放したとのことで、取り壊しが決ま
ったと販売担当から聞きました。



「ということは将来何か建つかもしれない?」
その時は大丈夫でも、将来景観を妨げるような建物が立つ可能性があるので、周辺の建物チェックは抜かりなく!
意外と盲点の「電線」
私が現地でチェックした方がいいと思ったのは「電線」です。低層階で検討している方は電線がどこにあるか確認しましょう。せっかく景観が抜けていても目の前が電線通っていると煩わしいです。
住環境や治安のチェック
近くにスーパー・コンビニ・ドラックストアがあるか生活感って大事ですよね。また病院や公共施設へのアクセスもいいと暮らしやすいです。
一人暮らしの場合は、
・飲食店
・ジム
・マッサージ
・ショッピング施設
といった施設があると生活しやすそうですよね。



犬を飼ってるなら、公園や緑地帯があるかも大切!
周辺環境については、見学会でも担当から説明がありますが、実際歩いてみると距離感がわかるので、自分がここに住んだらと妄想しながら歩いてみると楽しいです!
あと女性は治安も気になるポイントですよね。
嫌悪施設が近くにあると治安が悪くなる傾向がありますし、逆に静かすぎると、夜道を歩いてると不安です。
私は気になる物件は時間を分けて2回くらい現地に足を運びました。休日の午前中に行ったら、次は平日の夜に行って、人通りや周囲の雰囲気を確認しました。
積極的にチェックした項目


ここまでモデルルーム見学と現地確認でチェックした方がいいポイントをお伝えしましたが、そのほかにも積極的に確認した方がいいと思う項目を挙げておきます。
❶管理体制
❷管理・修繕積立計画
❸災害対策(液状化・免震構造)はしているか?
❹エリアの資産価値
❺アフターサービスの内容、期間は?
❻二重床・二重天井か?
優先順位は❶から順番という感じです。物件概要の説明でこのあたりの説明はあると思いますが、もしなければ販売担当に質問しましょう。色々と質問することで販売担当の信用度をチェックする判断材料にもなります。



高い買い物なので信頼できる人から買いたいですよね!


モデルルーム見学はひとりでも怖くない!


モデルルームは一人で行っても何の問題もなし
モデルルーム見学会では、アンケートに答えて販売担当からマンションの説明をしてもらい、モデルルームを見て資金計画という流れです。
- 何が標準装備で何がオプションなのか。
- 自分が希望する間取りとモデルルームの違い。
- 現地を見に行って最寄り駅までの時間、周辺環境を確認。
- マンションの管理体制やアフターサービスの確認。修繕積立計画も教えてもらう。
確認することがいっぱいあるので、「わー、素敵なマンション♡」とうっとりしている時間は正直ありませんでした笑
一人でのモデルルーム見学も、行ってみると案外なんてことありません。
今は独身でマンションを購入するのがそんなに珍しくない時代です。



女性一人でいらっしゃってる方も意外といました!
もちろんアドバイザーとしてマンション購入経験のある、家族や友人に付き添ってもらうのもいいと思います。
きちんと意思表示をすれば大丈夫!
「見学に行ったら買わないといけない」という雰囲気もありません。
見学してみて「違うな」と感じたり、他の物件も見学予定なのであれば、「比較して検討したい」など、意思表示をすることが大切なのだと思います。
後から返事をするのであれば、1週間以内もしくは「○日頃に連絡します」と伝えておけば、販売担当から連絡が来ることもありません。
販売担当は相手の「本気度」を見ています。
こちらが曖昧な態度や冷やかしに取られるような行動をしてしまうと、それ相応の対応になってしまうので、こちらも真摯に向き合えば、嫌な気持ちになることはないです。
ぜひ、お作法やチェックポイントを知って、モデルルーム見学を楽しんで下さいね!