一人暮らしを始める際、引っ越し費用はかなりの出費になります。そんな中で、できるだけ安く済ませたいと考えるのは当たり前なことです。
安さだけを求めるなら自分で荷物を運べば安くできますが、引っ越し準備、荷物の搬出~運送~搬入はなかなか重労働です。

私も自分で引っ越しをしたことがありますが、かなり大変でした。
引っ越しは「費用をいかに安く抑えるか」も大切ですが、荷物を安心・安全に運ぶということが大前提になります。
引っ越しには「自分で運ぶ」「引っ越し業者にお願いする」以外にも様々な方法があります。
そこで、今回は3回の引っ越し経験をした私が、それぞれの状況に合わせた最適な引っ越し方法をお伝えします。
・引っ越し費用を少しでも安くする方法
・引っ越しの仕方には何があるのか
・最適な引っ越し方法の選び方
ぜひ、ご自身にあった引っ越しの仕方を見つけて、「安く」そして「安心安全」な引っ越しをしてくださいね。
引っ越し費用を安くするために自分にできること
どうゆう方法で引っ越しをするにしても、少しでも安くするために自分でできることを3つお伝えします。
不要なものは断捨離をして荷物を減らす
引っ越しをする際には、不要なものを処分することが大切です。
荷物を減らすことで、費用を抑える以外に
・引っ越しの荷造りが楽
・引っ越し先でのスペースを広く、快適に過ごせる
新居でいきなりものに溢れた生活もいやですよね。この際、極力ものは減らしスッキリした気持ちで引っ越ししましょう。
使っていない衣服や家電製品、書籍やDVDなどは捨てる以外にも、
・リサイクル出す
・ネットオークション
・フリマアプリなどで売却
で手放す方法があります。
お金が入れば引っ越し費用にも当てられますね。
荷物の荷造り・荷解きは自分でやる
引っ越し会社のプランにあるいわゆる「らくらくパック」
荷物の「荷造り」「荷解き」まで行ってくれるサービスです。
しっかり梱包してくれますし、何より楽ですが、搬入・搬出作業のみのプランと比べるとその分費用は高くなります。
その差は約2万円ほどと言われています。
引越しらくらくパックの全知識|料金相場と15社比較してわかったおすすめ
引用:https://sumai-kyokasho.net/moving-rakurakupack/
もちろん、引っ越し業者によって荷造りプランやサービス内容が異なるため、一概には言えませんが、結構な費用ですよね。
荷物を減らせば、荷造りと荷解きも楽になるので、できれば自分でやることをお勧めします。



どうしても自分でやる自信がなければ検討してみてくださいね。
引っ越し時期をずらす
引っ越しも繁忙期と閑散期で費用も変わってきます。
もちろん荷物の量や距離にもよりますが、おおよそ1万円弱は変わってきます。
繁忙期:2月〜4月、9月
就職や進学シーズンとなるので、1年の中で最も引っ越しが増える時期といえるでしょう。
また9月はも人事異動で転勤者が増えるシーズンです。
閑散期:5〜8月、10月〜1月
閑散期でも大型連休が続く時期や、夏休みシーズンなどは料金が高く設定されている場合もあるので注意です。
進学や就職、転勤などで時期を選べない場合は、業者にもよりますが平日や仏滅は料金が安く設定されていることもありますので、検討してみてください。
引っ越し業者の選び方・比較の仕方
引っ越し業者に依頼するときの業者の選び方、チェックポイントをお伝えします。
複数の業者から一括見積もりしてもらう
引っ越し業者の料金は、業者によって大きく異なることがあります。複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較することが大切です。
口コミや評判をチェックする
引っ越し業者の口コミや評判を調べることで、その業者の信頼性やサービスの質を把握することができます。複数の口コミサイトやSNSを参考にしましょう。
梱包材には何があるのか
引っ越し業者に頼む場合はダンボールなどの梱包材料が無償でつきますが、ダンボール以外の緩衝材やテープなどもついているのかを確認してみましょう。
友人・家族に手伝ってもらう場合の注意点
手伝ってくれる友人や家族がいたらお願いするのも手です。
ただ、「お昼代や飲み代をご馳走したら業者に依頼するより高くついてしまった」というエピソードもあるので、お礼にかかるお金を確認して、検討してくださいね。
引っ越しの仕方には何があるのか
「自分で運ぶ」「引っ越し業者に依頼する」以外にも実は色んな方法があります。その引っ越しの仕方が向いてる条件とそれぞれのいい点・注意点をお伝えします。
業者に頼まず自分で引越す
レンタカーや軽トラを利用して、自分で引越をする方法です。
- 大きい家具家電がない
- 荷物が少ない(ダンボール10〜15箱程度)
- 車が運転できる
- 手伝いの人がいる
- 新居まで車での往復が可能(片道1時間以内)
- 新居・旧居共に低層階
全ての作業を引っ越し業者に依頼
引越のプロである業者に、荷造りや荷解きまで引越作業をお願いする方法。
- 荷物が多い
- 大きい家具家電がある
- 手伝いの人がいない・少ない
- 遠距離
- 引っ越し準備に時間が取れない
搬出・搬入のみ引っ越し業者に依頼
搬出・搬入のみ引越業者に依頼する方法。
- 荷物もそこそこある(ダンボール15箱以上)
- 大きい家具家電もある
- 短距離~長距離まで
- 自分で搬出・搬入はさけたい
- 手伝ってくれる人がいない・少ない
軽貨物運送業者に依頼(赤帽など)
赤帽などの軽貨物運送業者に依頼する方法で、搬出・搬入作業も手伝ってもらえる。
- 荷物が少ない
- 大きい家具家電がない
- 人手がない
- 近距離(30キロメートル程度)
宅急便で荷物を送る
荷物が段ボールだけでおさまる場合、宅急便を利用して送ってしまう方法。
- 初めての一人暮らし
- 荷物は段ボールだけ(ダンボール10箱以内)
あなたにあった最適な引っ越し方法の見つけ方
いろんな手段がある引っ越し方法ですが、その人の条件によって、最適な引っ越し方法は異なります。
ここでは、あなたに合った引っ越し方法の見つけ方をお伝えします。
荷物の量、距離で引っ越し方法を絞る
ここで条件に合わせた引っ越し方法の選び方を荷物の量と引っ越し距離で早見表にしました。
〜引っ越し方法〜
A. 業者に頼まず自分で引越す
B. 全ての作業を引っ越し業者に依頼
C. 搬出・搬入のみ引っ越し業者に依頼
D. 軽貨物運送業者に依頼(赤帽)
E. 宅急便で荷物を送る
荷物多 | 荷物中 | 荷物小 | |
遠距離(片道2時間以上) | B,C | B,C | B,C |
中距離(片道1〜2時間以内) | B,C | A,C | A,C,E |
近距離(片道1時間以内) | A,B,C | A,C,D | A,D,E |
多:ダンボール20個以上、大型家具家電あり
中:ダンボール15〜20個、小型家電あり
少:ダンボール10箱くらい
細かく条件を設定するとややこしくなるので、ここではシンプルにしています。



あくまでも目安ということで参考にしてみてください。
引っ越し方法の選び方3つのポイント
上の表で絞れたら、さらにどの方法で引っ越すかを選びます。そのときの選ぶポイントを3つお伝えします。
どの方法が一番安いか
必ずどの方法が一番安いのか見積をして比較検討しましょう。
お金を節約するか、時間を節約するか
例えばBかCかで絞れたら、値段としてはもちろんCが安いですが、その分引っ越しの準備など手間がかかるので、作業の負荷は増えます。
「作業は自分でやるから安く済ませたい」のか「お金がかかっても良いから全ての作業をお願いしたい」のかどっちを優先するのかで選びましょう。
自分がどこまで作業できるか
選択肢にAがある場合は準備、車の手配、搬出〜運送〜搬入まで全て自分でこなす必要があります。
手伝ってもらうというやり方もできますが、業者に依頼することに比べると負荷は高いです。
「新居が10階だった場合、自力で搬入ができるのか」そこまでイメージすることが大切です。
自分で一体どこまでの作業ができるのかということも確認して選択しましょう。
最適な方法でスムーズな引っ越しを
引っ越しには「自分で運ぶ」「引っ越し業者に依頼する」以外にいろんな方法があります。
- 業者に頼まず自分で引越す
- 全ての作業を引っ越し業者に依頼
- 搬出・搬入のみ引っ越し業者に依頼
- 軽貨物運送業者に依頼(赤帽)
- 宅急便で荷物を送る
ここで気にするのは「いかに料金を安く抑えるか」ですね。
少しでも引っ越し費用を安くするには、
不要なものは断捨離をして荷物を減らす。
荷物の荷造り・荷解きは自分でする。
引っ越し時期をずらす。
自分で可能な限り安くするための手段があります。
引っ越しは何かと物入りなので、少しでも費用を抑えたいのは当たり前のことですが、荷物が安心・安全に運べて初めて引っ越しが成立します。
安さだけを追求するのではなく、
「荷物の量と移動距離はどのくらいあるのか」
「自分が引っ越し作業にどのくらいの労力をさけるのか」
という視点で引っ越しの方法を選んでください。
自分にあった引っ越し方法で安心で快適な引っ越しをしてくださいね。